自由民主党県議団(長野県議会)による熊本大学視察を受け入れました
令和7年12月15日、熊本大学は、自由民主党県議団(長野県議会)の視察を受け入れました。
本視察は、本学の取組について座学形式で説明を受けたいとの要請を受け、実施されたものです。当日は、自由民主党県議団7名が来訪され、本学からは大谷順 理事?副学長および柿本竜治 くまもと水循環?減災研究教育センター長が対応しました。
はじめに、本学が推進する「熊本大学グローバル化戦略」について説明を行いました。海外大学との連携強化、学生の海外派遣および外国人留学生の受入促進などを通じて、地域に根ざしながら世界とつながる大学を目指す取組を紹介しました。
あわせて、国際交流の活性化が、地域の国際化や人材循環の創出につながる点についても説明しました。
続いて、平成28年熊本地震以降の復興支援について、益城町の「ましきラボ」を中心とした取組や、防災?減災分野の研究成果の地域還元を紹介しました。
意見交換では、学生をいかに地元に定着させるか、外国人留学生の受入れをどのように拡大していくかといった、地方大学が共通して抱える課題について率直な議論が行われました。大学と地域、自治体が連携し、人材育成と地域活性化を両立させることの重要性について、参加者間で認識を共有しました。また、熊本城復興のための知見を、松本城の耐震対策等に活用する可能性についても有意義な意見交換が行われました。
説明終了後には、五高記念館の見学を行い、本学の歴史や教育の歩みについて紹介しました。
熊本大学は今後も、グローバル化戦略の推進と、熊本地震からの復興の経験を活かしながら、地域と世界をつなぐ大学としての役割を果たしてまいります。


